小論文の書き方を学ぶ。小論文の書き方は「書いて、添削を受けて、書き直す!」 |
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小論文を受験科目に課されているみなさん、どのように対策されていますか?
学校の先生は、誤字脱字しかみてくれない、予備校では、講師の先生になかなか質問できない、
小論文の参考書を読んでも、上手く書くことができない、そんな悩みをもっている受験生のみなさんをお助けします。
推薦入試、AO入試、国立2次対策のお役立てください。
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小論文の書き方(理論編)
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小論文を長年、採点・添削してきた経験をもとに、採点されるポイントをお伝えします。
(1)課題文や図表をきちんと理解して活用しているか。
課題文や図表を与えられている場合、それを無視した解答を作成しては、
この受験生は、課題文や図表を理解できていない、と採点者に判断されてしまいます。
ですから、課題文の要点をおさえること、あるいは、図表を適切に読み解くこと、このことは、小論文を書く上で、必須なのです。
(2)自分なりの問題設定をしているか。
単に課題文や図表に書いてあることを焼きなおしても、評価されません。
なぜならば、小論文において求められるのは、受験生なりの主張と根拠を提示することであるからです。
ですから、課題文や図表で問題とされていることに対して、自分なりにどのような切り口で書いていくかを明確にする必要があります。
たとえば、「学力低下」について書かれている課題文が与えられた場合、
単に「学力低下」の一般論を論じても、高く評価されません。
生徒の視点から書くのか、教師の視点から書くのか、行政の立場から書くのか、
など、「学力低下」に対するアプローチの仕方を、問題設定として、確定する必要があります。
(3)(抽象的ではなく)具体的な議論をしているか。
小論文は、客観的でなければならない、とよく言われます。
たしかにその通りなのですが、しかし、それをあまりに意識しすぎて、
現実性のない抽象的な議論に終始する受験生がいます。
これでは、単に机上の空論を展開しているに過ぎません。
論述にリアリティーがあることをアピールすることも、小論文を書く上で、一つのポイントになってきます。
(4)主張とその理由を明確に提示しているか。
以上のことを踏まえて、自分なりの主張を示すことが必要です。
その際、注意すべきは、主張の理由を採点者に理解できるように書くことです。
単に「〜と思う」だけではいけません。きちんと、理由付けをする必要があります。
また、「〜するべき」を繰り返す「べき論」や、「私はこれから……したい」などという決意表明は小論文には不要です。
作文や感想文と小論文とは違うからです。
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小論文の書き方(実践編) |
では、どういう手法で小論文を書いていけばよいのでしょうか。
ここでは、小論文のオーソドックスな書き方について、二つほど提示してみます。
【書き方1・演繹的論述法】
(第一段落)
主張とその根拠を、端的に明示する。
その際、主張は抽象的で構わない。
<「ひと」や「みんな」への謝罪は、謝罪の名に値しない。
何故ならば、「ひと・みんな」とは、だれでもない、無名の、実体のない「人間」に他ならないからである。>
(第二段落)
第一段落で示した主張を、具体化する。
その際、具体例を出しながら、考察する。
<たとえば、子どもが「DSがほしい! だって、みんな、もっているんだもん」という時の「みんな」とは、
特定のだれかを想定しているのではない。
……(略)……
「みんな」は、身近の友人や知人を超えて、架空のだれか誰でもないひとを意味している。>
(第三段落)
第一段落で主張したことを、さらに詳しくして主張する。
その際、根拠・理由もより説得力のあるものにすること。
<ゆえに、架空のだれかに謝罪するということは、空気に向かって頭を下げているのと同義であり、無意味な行為である。
謝罪とは、固有名を持つ他者に対してなされるべき行為であり、特定の他者なき謝罪は、
自己に謝っているにすぎない、つまり、自己弁解にすぎないからである。>
〜解説〜
小論文において大切なことの一つは、「主張を一貫させる」ということです。
一貫性に欠ける小論文は、論述として、致命的です。
何故ならば、その小論文で何を論じたいのかが、伝わらないからです。
それを避けるための方法として、この「演繹的論述法」があります。
この書き方のメリットは、最初と最後に主張を配置することにより、テーマが一貫していることをアピールすることができることです。
それに対して、この書き方のデメリットは、最初から主張したいことを決めなくてはならない、ということです。
だから、書きながら考え、考えながら書く、という小論文の書き方をする人にとっては、書きにくい論述法かもしれません。
しかし、添削などを受けて、「論旨の一貫性に欠ける」だとか、「何を論じたいのかが分からない」などと、
コメントされる傾向がある人にとっては、有効な小論文の書き方です。
【書き方2・帰納的論述法】
(第一段落)
問題設定をする。あるいは、テーマを確定する。
その際、Yes/Noで答えられる問いかけではなく、「どのように」だとか、「何の意味」といった、疑問詞(HowやWhatなど)を含む、問題設定をしたほうが効果的です。
Yes/Noで答える問題設定であれば、読む前から結論が見えみえの論述になってしまうからです。
<社会生活を送るうえで、他者に謝罪をする場合の「他者」とは、どのような意味をもっているのだろうか。>
(第二段落)
第一段落で設定した問題・テーマを具体的に考えるために、事例を出す。
その際、事例を出すだけでなく、その事例をめぐって、分析する。
<たとえば、最近、あるボクシング選手が、反則行為をしたことについて、マスコミの前で謝罪の会見を行った。
たしかに、ひと・みんなは、謝罪を望んでいたのかもしれない。
しかし、あの謝罪会見は、誰に対して行われたのであろうか。
もし、相手選手に対しての謝罪であれば、実際に会って謝罪すればよい。ボクシング協会に対してでも、同様である。
……(略)……
あの謝罪会見は、民衆という誰でもないひと・みんなに対して行われたものである。
顔のない、名前のない、実体のないひとに対してである。>
(第三段落)
主張とその根拠を論じる。
その際、第一段落の問題設定に呼応した仕方で書くように気をつけること。
<他者に謝罪するとは、他人(ひと)に対して謝ることではない。
何故ならば、ひと・みんなとはだれでもない、対象なき対象だからである。
むしろ、他者へ謝罪するという場合の「他者」とは、特定の、顔や名前を持つ、実体のある他者の意味である。>
〜解説〜
小論文は、いうまでもなく、一つの文章です。
そうであるかぎり、読み手に「読ませる」技術も必要です。
つまり、読み手をひきつける書き方を身につける必要もあります。
この「帰納的論述法」という小論文の書き方のメリットは、問題設定によって読み手も論述に引き込むということです。
すなわち、書き手であるみなさんと、読み手である採点者とが、一つの問題を共有することができるのです。
それに対して、この書き方のデメリットは、「演繹的論述法」のメリットである、主張の一貫性が保ちにくいということです。
何故ならば、問題を色々考えていくうちに、一体何を論じたいのかが、論じている自分でも分からなくなることがあるからです。
しかし、問題を自分なりに設定し、考察していくというこの小論文の書き方は、論述の独自性を出すことができるという意味において、とても効果的です。
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小論文の書き方(勉強方法) |
(1)まず、なにより何回も繰り返して「書くこと」が大切。
たとえ、どんなにすぐれた小論文参考書を「読ん」でも、たとえ、どんなにすぐれた予備校講師の小論文講義を「聞いて」も、
実際に、小論文を書いてみなければ、決して実力はつきません。
野球で考えて見ましょう。
どんなにすぐれたバッティング理論を「読ん」でも、どんなにすぐれたバッターから、
バッティングフォームを「聞いて」も、決して、よく打てるようにはなりません。
小論文も同じです。まず、なにより頭と手を使って「書くこと」が大切なのです。
(2)書いたものを他者に評価してもらうこと。
単に小論文を書くだけでは、それがどのように評価されるのか、分からないままです。
ですから、他者に読んでもらう必要があります。
そうすることで、独りよがりの論述になっていないかどうか、主観的な思いだけで、
論述が展開されていないかどうか、などを、確認することができます。
恥を恐れずに、自分の小論文を他者の判断にゆだねてみましょう。
(3)添削された小論文を書き直すこと。
他者に評価してもらったり、添削してもらった小論文を、そのままにしてはいけません。
それでは、単に書いて見てもらっただけになってしまいます。
確実に実力をつけるためには、他者からの評価や添削を参考にして、
自分の小論文をワン・ステップ・アップすることです。
いきなり、小論文を書く力がつくわけではありません。一歩ずつ階段をのぼるように、書く力を養っていきましょう。
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小論文の書き方(添削してもらう事) |
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繰り返しになりますが、小論文を勉強する上での初めの一歩は、「書くこと」です。
「書いて、添削を受けて、書き直す」というこの一連の作業が、
小論文の書き方を身につけるためには、必要です。
専門の講師に自分で書いた小論文を見てもらう事は非常に重要です。
何度も書きなおしていくうちに必然と小論文とは何かが理解できてきます。
優秀な講師ほど添削対象の小論文の質を見極め、
何が足りないかを適切にアドバイスしてくれることでしょう。
小論文を書いたらすぐに専門講師に読んでもらい添削してもらいましょう。
そしてすぐに書き直すことで小論文の書き方が身についていくことでしょう。
根気が要りますが繰り返し繰り返し書き直すことが、
試験に強い小論文の書き方の学習方法なのです。
今から小論文の書き方を良く理解しておく事が非常に重要です。
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